トップへ 「文珠九助」公演大成功 new
  伏見義民資料
  文珠九助の会へご協力を
  義民一揆 文化フォーラムin伏見
  伏見義民の史跡
「文珠九助」の反響  アンケート・京芸へのお便りより

文珠九助の公演写真・新聞記事
文珠九助(藤沢薫)、丸屋九兵衛(竹橋円)直訴を決意 弁天さんにて・甦った伏見・人々は花火で祝い明日への希望の火をともす   フィナーレより

「文珠九助」公演を終えて
3500人観劇で大成功

  
劇団京芸 藤沢薫
公演9月7日・8日・9日・10日 京都・伏見 呉竹文化センター
 劇団京芸創立五十周年記念公演「文珠九助」が七日から十日までおこなわれ、四日間五回の上演を三千五百人以上が観劇し成功をおさめました。京芸代表で九助を演じた藤沢薫さんは次のように語っています。 
 このたびは、「文珠九助」公演成功のために、ご尽力くださいましたみなさん、来場くださったみなさんに心からお礼申し上げます。目標二千人をはるかに上回り、全回満席、立ち見のすし詰め状態でした。入場できなかったみなさんには本当におわび申し上げたいと思います。この芝居は、住民運動の原点である伏見義民をとりあげた芝居であり、不況や悪政に苦しむみなさんとともにつくりあげていこうという夢をもってとりくんだものでした。
 
 市民的な組織「文珠九助の会」を立ち上げていただき、公演を成功させようという運動が広がりました。夢が現実になりました。しかも想像以上のすばらしい現実でした。二十世紀最後の画期的な出来事だという思いにふるえています。
劇団の力から、三千五百人以上という数は、想像をはるかに超えるものです。京芸とはこれまで全くおつきあいのなかった方々が圧倒的に多かったと考えるほかなく、感無量です。
 
 つくり手が受け手の中に入って、演劇をともにつくり上げていくという私たちの試みの成功に確信を持ち、劇団員一同、地域に根ざし、ともに歩む劇団となるよういっそう努力する決意です。
京都民報2000年9月17日号 転載許可済

「文珠九助」の上演に思う
 関西を中心に活動を続けてきた劇団京芸の創立五十周年を記念した大作「文珠九助」が七日から四日連続で上演され、毎回超満員の盛況であった。
 
 これは作家西口克己の原作を尾川原和雄の脚本と岩田直二の演出で公演
されたものだが、江戸期天明年間の伏見義民とよばれる文珠九助らの壮挙の史実に基づく作品である。京都伏見の町民らが伏見奉行小堀政方の悪政を江戸幕府に越訴して成功し、奉行の罷免と彼の背後にいた老中田沼意次失脚のきっかけを作ったとされる義挙であった。九助らは江戸の獄舎からいったんは釈放されるが、その後、新奉行によって再び逮捕され、やがて九助ら七人は次々に獄死させられる。

当時の政治の腐敗と汚職、強権と収奪などに対して無謀な蜂起をいさめつつ、忍耐強く組織をかため、老中田沼意次らと松平定信らとの矛盾を突いて、巧みに越訴を成功させるなど、勤労人民の知恵が表現されていて感動的だった。

 再び投獄された九助ら義民たちが、われわれの闘いは一回の勝利で終わるのではない、二回でも三回でも闘い続けねばならぬと語り合う場面は強く印象が残った。日本共産党京都府会議員でもあった西口克己の思想の投影でもあろうが、史実の重さを痛感した。

 昨年十一月に岡山県湯原町で「全国義民サミット」が開催されたそうだが、各地の勤労人民の闘いの史実を芸術的に形象化して後世に伝え、伝統化していくことの重要性を思う。(西) 

「赤旗2000921日 朝の風」より転載

©文珠九助の会

連絡先 そうぞう館 (075-647-0048) 劇団京芸(075-631-2609)