「当麻(たいま)つづれ」とは奈良(大和ノ国)・二上山の麓、当麻寺に寺宝として所蔵されている国宝「綴織当麻曼荼羅図」を手本として、精緻な組織をそのままに再現したつづれ織です。

当麻曼荼羅は763年に藤原豊成の女、中将姫が蓮糸で観無量寿経の説相を織り現したものと伝えられています。この曼荼羅図のオリジナルは総体に朽損し、現在残る古いつづれ織の部分は全体の三分の一に満たない状態ですが、4メートル四方に及ぶ気宇壮大さに加え、用糸は約3cmの間に縦糸60本横糸270本と、現在のつづれ織と比べて誠に精緻な組織で、卓越した織り技術にて製織されています。
更にこの曼荼羅図は、我が国最古のつづれ織裂地として、日本絹織物史において最も貴重な資料の一つとされています。

弊社の再現した「当麻つづれ」も、約3cmに縦糸65本横糸180本と精緻な組織になっており、帯地をはじめ、弊社の販売商品の多く用いられています。

今までのつづれ帯は「固い」「重い」「締めにくい」の三拍子が揃っていたのですが、この当麻つづれの帯ですと、使用する糸が細いため、つづれとは信じられないほどの軽さと柔らかさを実現いたしました。よって、袋帯にしても従来の八寸名古屋帯と同じくらいの重量です。(糸が細くなった分織り手間は増えますが・・・)

当麻寺・当麻曼荼羅については、こちらをご覧下さい。