つづれ織がどの様にして出来るのかを簡単にご紹介します。

図案の考案

図案家さんに描いていただいた「元絵」
図案家さんは
私たちの頭の中にあるアイデアを
実際に絵にしてくれます。



原糸

近頃は中国産の絹糸を使用するのが
多くなってきています。
AAAAA(5A)という等級の糸を使用し、
この頃良くある増量加工などは
一切致しません。

線書き

元絵のままでは織れませんので
線書きして反転します。
昔は手でトレースしていましたが
今ではコピー機で一瞬に反転してしまいます。
この作業はつづれ織独特の作業です。
この図は袈裟のパーツの一部です。


精錬・染色

原糸のままですと絹独特の光沢が出ませんし、
固くて使えませんので
精錬という作業をしてセリシンという「にかわ質」を
取り除きます。
その後、色を染めます。
ロットが小さいのでこのように手で染めます。

配色決定

この作業が織屋として一番大切な作業です。
帯が生きるも死ぬも(売れるのも売れないのも)
配色次第です。
数日掛けて苦労して組んだ配色を後日見直して
思いと違うのでバラしてしまうのもしばしば・・・


製織

織り手さんの技術とセンスで
線状の糸が面状の織物に生まれ変わります。
これは袱紗の家紋を織っているところです。
決まり事の多い家紋が一番難しいと言われています。


検品

出来上がった織物を台の上に広げて
織り傷や汚れがないか検品します。
この商品は波うっているのでプレス加工行きですね。
仕立て・仕上げ
完成


大まかな説明ですが、わかっていただきましたでしょうか?
一般的な西陣織と比べると
紋紙を使わないのと、製織の際に動力を使わないのが一番の特徴です。
つづれ以外の西陣織の工程と見比べていただくと、
より一層わかっていただけると思います。
一般的な西陣織の工程はこちらから。