折立1泊&黒部薬師沢3泊の岩魚FF釣行 
 年に1度の源流釣行、、、。今年もはたしていけるのか?幸い、人間ドッグの結果は登山には問題のない診断。心臓OK,肺活量は同年齢の20%増し。で、行ってみることにした。昨年は行けなかった赤木沢からさらに上流も計画し、まさに黒部の源流での岩魚を目指す計画を立てた。




 8月8日、早朝出発予定であったが、同行のM氏に急な仕事が入り、予定より6時間遅れの11:00頃出発。M氏宅に1時ころ到着し、遠路折立を目指す。

 この日は結婚記念日なのであるが、嫁も私もことにはどういうわけか触れない、、、。ひょっとして嫁は忘れてしまっているのか?これはこれで淋しいことだが、、、。

 ともかく、ありがたいことに源流へ出発だ。
 有峰湖は昨年と比較して水量は多く、黒部の水量も若干気がかりであった。

 亀谷のゲートには16:32着。
 折立: 17:15着(今回はその都度、到着時間等をメモすることにした)。

 キャンプ地でルーフテントをセッティングし、テーブルと椅子をだす。旧炊事場は一晩中灯かりがついており、人も来ないのでありがたい。ただ、キャンプ地の中では最もクマが近づきやすい場所ではあるが、、、。ま、寝るのは車内なのでOKでしょう。

 まずはビールにアンチョビ、殻付きアーモンド(初めて食したが美味かった)などを腹にいれる。
 既に宴会モードの、沖縄、名古屋、兵庫から来られた登山者達の山や川の話に合流し、夕食をとりながらアルコールを喉に流入する。

 明日のことを考え10時前には就寝(偉い!?)。
 
 翌、8月9日(日)は4時30分に目覚める。単独釣行ではありえないことだ。早々に朝食として、味噌汁とコンビニで調達したフィッシュバーガーを食する。

 5:30 ジャストに折立を出発。
 6:56 アラレちゃんの看板に到着。
 7:36 三角点到着(10分休憩)。
 8:30 折立から5Km地点に到着。
 9:04 折立から5.5Km地点に到着。 太郎平小屋まで残り2.5Km。
 10:38 ようやく太郎平小屋に到着。

 昨年は、6時間40分かかったが、今回は約5時間でクリアーできた。単独でなかったこと、朝食をしっかりとったこと、そして十分な水分補給と行動食を持参したからか、、、。 
 上掲の黄色いお花は「ニッコウキスゲ(日光黄萓)」とのこと。名前を教えてくれたお兄ちゃん、ありがとね。
 太郎平小屋に到着 → モルツの樽生(1杯1000円なり)。なんら迷うことなく、2杯目をいただく。1杯は薬師岳(右上の写真)に、2杯目は頑張った自分に各々カンパイ!旨い!下界で飲む同じモルツとは、どういうわけか味が異なるのだ。大量に汗をかいた後で、そしてすばらしい自然の美しさに囲まれて飲むからだろうね、、、。
 しかし、ここまで来るのに本当に苦しかった。最初1時間に1回の休憩が、30分、20分、10分にと、休憩までの歩行距離が短くなっていった。
 
 昨年は太郎平小屋に夕刻到着したので太郎で1泊したが、今回はそのまま薬師沢小屋を目指した。快挙である。 しばらく休憩し持参した昼食をとる。小屋にはラーメンの昼食メニューがあったが、少しでも荷物を減らすため、M氏は登山用の乾燥食品(確か、中華どんだったか?)、私は、普通の袋入りのインスタントラーメンを食べた。 M氏の携帯食は、水でも60分浸したら食べられるものとかで、味も最高だと言っていた。 次回私も、、、、。

 12:25 太郎平小屋発

 ほとんどが下りではあるが、細かい石が多く、捻挫や骨折の危険性があり速く歩けない。又、この急な坂に後日戻ってくることを考えると気が重くなる道のりであった。

 15:00 薬師沢小屋着 (折立から1日で休憩時間を含め8時間30分歩いたことになる、ふ〜〜)


 着後、500Mlのモルツをいただく。1本800円なり。 美味い!あっという間に1本空に、、、。
 
 小屋に2泊でチェックインし料金を払う。確か、17000円だったかナ、、、。

 すぐに釣りをする元気はなく、かといって他に何もすることがないので、又ビールを1本、2本、3本と、、、。
 オープンテラスで薬師沢と本流の水の流れる音を聞きながら、、、最高の気分である。
 
  
 夕刻、九州からこられたFFマンとともに下の河原で岩魚ちゃんにせまってみる。小屋の近くは人のプレッシャーがあるので釣れないと思っていたが、M氏は3匹、私は本流の少し上流部でいい形を1匹ゲットした。もちろんリリースではあるが、8時間半かけて黒部の源流域まで来て、ともかく二人ともボーズを免れたことにほっとする。
 下の川の写真の右手側が黒部本流の下流、左手側が薬師沢との出合いだ(吊り橋上より撮影)。

 
 
 夕食は5時である。疲労困憊の体に、よくよく考えられたメニューと言える。

 ご飯と味噌汁はお替りできる。隣り合わせの登山客といろいろ会話をしながらいただく。旨い!完食だ!

 自炊してラーメンやご飯ものを食するのとは、やはり違う。ありがたい山小屋の食事である。
 天気予報では、台風の影響で明日は1日中雨とのこと。ここまで来てついてないな〜。しかし、明日は明日。楽しまなきゃ!なんて、いつから楽観的になったんだろうか、、、。

 山の夜は長い。骨酒用に持参した日本酒を飲む。
 焼酎も飲む、、、、。写真の「焼にんにく」は、強烈だった。小屋中に匂いが充満?したのでないか。

 消灯は9時、そして10時前には就寝。
 
 翌、10日(月)。朝5時に朝食をとりに食堂へ行くと、

話題は「昨夜はすごい大雨でしたね」、、、。

 私は、全く感知していない。爆睡であったのか。全く覚えがない。 かなりの大雨であったようだ。その影響で、川はコバルトグリーンから茶色い色に変わっていた。この濁りの色は渓流では今まで見たことのない独特なものだった。
 
 
 朝食後、雨ですることがなく、、、、7時くらいから、、、又、ビールを飲む。小屋の人もあきれていたのではないだろうか、、、。
 今日はまる一日雨。することがないので、ひたすら飲む、、、飲む、、、、飲む。持参した900Mlの黒糖焼酎(喜界島)も底をついてきた。
 でも、ひたすら飲む。そして又缶ビールを飲む、、、。1本800円!!!だが、、、。ひたすら、、、、飲む、、、、。

 関東から来られたFFグループの4人は、雨のため一度もロッドを振ることなく太郎へ戻っていった。

 はたして我々もどうなることやら、、、。

 しかし!

 どういうわけか(多分、日ごろの行いが良いからだろう!)、翌日11日(火)は朝から晴れ模様。

 川の濁りも元に戻った感じである。
 ドライでのFFが出来るほどの薄濁りである。
 がぜんやる気が出てきた。

 午前中は黒部本流の下流へ、そして午後は上流へ行ってみようということになった。



左の写真はA沢と本流との出合い。
 B沢まで行ってみたかったが、結局はA沢まで行ったところで、道の険しさを予感し、戻ることにした。A沢から薬師沢小屋へ向け釣りのぼる。

 薬師沢小屋発  6:30
 A沢着       7:48
 薬師沢小屋着 12:30
  
 
 M氏は大物をかけたもののバラシ、私も数匹をゲットしただけであった。私の最大で24センチであった。水量が多く大物も期待していたが、今一つの釣果であった。

 お昼は、薬師沢小屋で昼食。私はスパをいただく。自然の中でいただくものは、何でも旨い?!
一体これは何なんだろう・・・?
 
 話は、釣りとは全くかけ離れてしまうが、昨日薬師沢小屋で見かけた、気になる若い女性がいた。すごく爽やかな言動で、とても癒されるオーラを出していた。私からすると親子ほど離れた年齢なのだが、見ているだけで幸せな気分となった。50過ぎのこの年齢までに、嫁さんを含め、こんな気持ちになったのは3人だけである。彼女は、朝テラスから吊り橋半ばまで行って小屋の写真を撮り、そして颯爽と橋を渡り高天原へ向けて渓流沿いの山道に入り消えていった。

 その夜、夢の中で「話ができなくても、せめて遠くからでも写真ぐらい撮っておけば良かったのに」などと何度も何度も後悔していた。朝、目覚めてもこの女性のことが頭から離れなかった(アホか!)。恋愛感情などではなく、ともかく、ドキが胸胸なのだ?!これって、一体何なんや?!そんな思いが頭から離れず、、、、。しかし、釣りの準備をする。

 A沢まで一気に沢沿いの道を下流に下り、8時前には合流地点に到着。それから釣り上ることになった。釣りのぼってからどれだけの時間が経過したのか全く覚えていないが、ふと人の気配を感じ振り向くと、何とそこには「彼女」がいた。これは、神が与えてくれたお恵みなのか・・・? 彼女は野イチゴを手にして、私に「これって野イチゴですよね?」と尋ねてきた。「そうですよ。でも、大きいですね。ジャムにしたらとても美味しいですよ」と某教授からの伝聞を、まるで実体験かのように言ってしまう。

 もう、このチャンスを逃したら死んでも死にきれない。野イチゴを手にして嬉しそうな彼女に、「写真を撮ってあげましょうか?」と私。彼女は「お願いします」と言って自分のデジカメを取り出した。1枚撮る。 そして、勇気を振り絞って「私のカメラでも撮らせてください」と私。 その時、「私なんかでいいんですか」のような内容だっと思うんだが(記憶が飛んでいる)、彼女はそう言って私の被写体になってくれた。写真を撮った後、私のデジカメに保存された岩魚の写真を見てもらった。仕草や言葉づかい全てが魅力的で癒される、、、。「学生ですか?」の質問に、「いえ、もう社会人です」との答え。○○県から一人で温泉が好きでやって来たとのことだった。 住所、いや、せめて名前だけでも聞いておけば良かったと思うものの、アカン!アカン!おまえはアホカ!という自分も存在する。これで良かったんダ!!

 彼女と別れて、再度こちらは岩魚釣りを始めるも、今一つであった。10センチほどのコワナちゃんが、合わせとともにバックへヒュ〜と飛んで行った。これが2回。その後、23〜24センチをゲットするも、決して満足できるFFではなかった。 
 しかし、彼女に再度会えた!のだ! 大満足!!

 人の出会いって、本当に不思議なもの・・・。 
 さらに、薬師沢へ釣り上りつつ、また一つの再会があった。折立の炊事場で酒を飲み山や川の話で盛り上がった○宮から来られた、「社長(私の勝手な想像だが)」と、太郎平小屋で再開し、しかも又再びここ黒部本流の山道で出会った。本当に面白い方で夫唱婦随の好感の持てるカップルでした。 
 プライバシー保護のため、画像に手を加えました。





 昼食後、薬師沢小屋の上、黒部本流の上流を上がる。午前中の下流域よりは、魚の出はいい。型もいい。1時間ほど釣りのぼっただろうか、全くフライに反応しなくなり、M氏の疲れもあり引き返すことになった。
 沢上りの先行者の関係か、今一つの印象で、あった。
 予定では赤木沢を超えて、さらに上流へ行くつもりであったが、とにかく魚の反応がなく意気消沈。時間的な私の計画不備もあり実現できなかった。
 夕刻4時頃小屋に到着。まずはビールを1本いただく。そして、さらに1本を頂戴しようかと思っていたところ、小屋のかたから「○○様、500MLのビールを2本サービスさせていただきますので、いつでもお取り下さい」と言われた。酒飲みにとってこれほどありがたい「サービス」はない。山小屋での3連泊が珍しいからか、、、?遠慮なく合掌していただく。
翌、8月12日(水)の最終日。薬師沢を釣り登り、太郎平を目指す。
 5時に朝食を済ませ、トイレ&パッキングをする。5:45に薬師沢小屋を出る。

 少し歩いて好ポイントでキャストするものの全く反応はなかった。  
 
 歩くこと1時間、2時間、、、ようやくポイントポイントでちょこちょこフライに出るようになった。
遭難の不安、、、、。
 薬師沢の本流をM氏と釣りのぼりながら、昨年とは違う渓相にひょっとして違う沢に入ったのではないか?

 このまま釣りのぼって、第3、第2徒渉地点に到着できるのだろうか、、、という不安。

 去年はへつりは1回だったのが今回は3回、どうも感じが違う。地図とコンパスで確認するも不安は続いた。
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