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建築家が知りたい施主についての7つの情報
 設計事務所に頼む場合でも、地元の工務店に頼む場合でも、単に「家を建ててほしいのですが・・・」では、いったいどのような間取りにしたらいいのかわかりませんし、また、「昨日徹夜で図面を書いてきました」では、設計事務所の仕事が無くなってしまいます。
 相手はプロなのですから、お客さんのニーズをつかみ、どのような家をたてたらいいのかというノウハウは十分持っているはす。そうした能力をうまく引き出すのが大切だと思います。
 たとえば、限られた敷地の中でできるだけ居間を広げようと思ったら、風呂を2階へもってあがるとか、脱衣所とトイレを同じ部屋にして壁を減らすとか、いろんな案を設計するときに考えます。ただ、そうした案が施主の好みにあうのか、生活スタイルにあうのかを見極めないといい設計はできません。

 家というものは、建築家だけでは、満足のいくものはできません。お客さんと協同作業をしてはじめて納得のいくプランができるのではないかなあと思う訳です。建築家を信頼して任せているのですから、腹のさぐりあいなどせず、また、妙にへりくだったりもせず、自分の思っていることはできるだけ素直にぶつけたほうがいいと思います。

 とりあえず、建築家の立場からみた、施主についての知りたい情報をまとめてみました。

1、家族に会いたい

 全員に会って顔を見ることが、何よりも大切。施主の考え方、家庭環境、年齢構成、性格等膨大な情報量になる。
2、今住んでる家、乗ってる車
  今どのような家に住んでいて、どの辺が不満なのか。どんな生活観を持っているのか。荷物は何が多いのか。
 車も同じ。施主の考え方がわかる。RVなのか、ファミリーカーなのか、外車なのか・・・

3、敷地の環境
 家の内部からどんな景色がみえるのか。町並みにどうあわせるのか。

4、家の様式

 どのような、スタイルの家をイメージしているのか・・・
 和風か、洋風か、和洋折衷か、内装への注力はどうか、木材にはこだわりはあるのか…
 特に、キッチンの使い方はどうか。システムキッチンはどの程度必要か。(一体調理はどのくらい好きなのか…) オープン型か、独立型か…。

5、予算について

 予算ないに工事を納めるために、是非とも正しい情報がほしい。「なんでもいいから安くしてくれ」でなく、いったいどこまでなら納得して払ってもらえるのかを知りたい。

6、大きな持ち物

 ピアノ・スキー・ひな祭りの道具等、押し入れの数や、間取りに影響する。

7、趣 味

 どんな趣味をもっているのか、余暇時間をどのように過ごすのか
―――以上のようなところです。特に、予算については、見積書の端々をつつくのではなく、100万まけてほしいなら素直にそう伝えるほうがいい結果になると思います。「まける」=「利益を落とす」ということではなく、「まける」=「材料・手間を落とす」ということです。ですから、どこで値段を下げるのかは、建築家と一緒になって考えたほうがいい結果になると思います。


(追補)設計事務所さんと工務店

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